あなたの美容室が繁盛する事を応援します!

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能重

・現役美容室経営者
・購買心理アドバイザー

高校卒業と同時に美容室に入社し人生の中で唯一挫折せずに続いている仕事、美容師経営者になり、視点が変わりどうしたらお客様が集まるか物が売れるかを人間心理から考える、購買心理アドバイザー

常に他に奉仕しながら髪に対して心を込める

そんな意味を込めた

常奉髪心

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そもそもお客様は知らない

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From本店の事務所より

おはようございます。
能重です。

今日は週に1度の本店勤務の日です。
本店はもうある程度の固定客がついているので
そのお客様の好みをわかっているし
つかみどころもわかっているので
ちょっと楽しく仕事ができます。

ですが新店はまだオープンして1か月半
再来客も来ていますが
それでも新規客がメインなので
まだまだ手探りでお客様の反応を見ながら
様子を見ている状況です。

でもどちらがいいという事はありません。
再来客には再来客に向けた接客
新規客には新規客に向けた接客をして
なるべく早い段階で固定客になってもらい
相手の事をよく知れる環境を整えて
更にお客様によくなってもらえるように
しなければいけません。

もちろんそれには色々な小細工もありますが
結局は我々は大きな分野にくくれば
「接客業」であって職人や技術屋ではありません。

そこを間違えて技術一辺倒で
毎晩遅くまで練習を繰り返し
ウィッグを切り倒し
技術習得・向上に明け暮れる人がいます。

もちろんそれはとても大事な事ですが
それだけになってしまうと
やはり繁盛には繋がりません。

悪い意味ではないんですが
お客様は髪やスタイルに関しては
ド素人です。

だからどう注文すれば
どういうスタイルになるかなんて
全く分かりません。

それでも注文しなければ
施術は始まらないから
自分の知っている知識を最大限に出し
注文をします。

でもほとんどの場合が
頭の中で思い描いているスタイルと
注文した内容は合っていません。

それを我々美容師が鵜呑みにして

言われた通りに施術するから
お客様的には
「言ったのと違う」
「思ってたのと違う」
という結果になるわけです。

別にお客様は適当に言っているわけでもありませんし
嘘を言っているわけでもありません。

ただ知らないなりに言っているだけ
あなたもお客様に
「段を付けてください、2段くらい」
みたいな事を言われた事はありませんか?

私はカウンセリングの段階で
1ブロックにしてください、と言われ
「それはどんな形のスタイル?」と
よくよく聞いてみたら
右側だけ2ブロックのアシンメトリーだった
という事がありました。

右で1つ、左で1つで2ブロックだと
思っていたそうです。

美容とは関係ありませんが
電気屋で、お客様が何を伝えたいか
予想して行動しろ!と言っていた上司が
おじいちゃんに「デスノートってどれですか?」と聞かれ
とっさに「こちらです!」と
パナソニックのレッツノートのコーナーに
連れて行ったという話を聞いたこともあります。

間違いだったりうろ覚えだったとしても
別にわざわざ訂正しなくてもいいんです。

ただ「今この人はどういった事を伝えたくて
この言葉を言っているのか?」
と予想して対応する。

それを念頭に置いてカウンセリングをするだけで
希望のスタイルに近づきやすくなりますし
「この人は私の言った事を理解してくれる」
と再来になりやすくなりますよ。

あなたの美容室が繁盛する事を応援しています。

追伸
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