お説教

こんにちは、能重です。

先日、高校生のバイトの子が

朝から体調を崩していたらしく

咳をしながら仕事をしていました。

まぁ普段と仕事ぶりは変わらず一生懸命仕事をしていたのですが

私は午後になって無理やり早退させました。

まぁこれは色々考え方もある事と思いますが

私は早退させました。

本人は「仕事は出来ます。全然大丈夫です。」

と言っていました。

もちろん午前の仕事ぶりを見ていれば

全然出来るのはわかります。

それでもお客様の為、他のスタッフの為に

動いているのもわかります。

でも仕事が出来るのと

やってほしいと思ってくれるお客様がいるのは

全然違います。

ものすごく気持ちのいいシャンプーが出来たとしても

それだけでお客様はその人にやってほしいとは思いません。

むしろシャンプーしてもらっている時に耳元で

何度も咳をされたらお客様はどう思うでしょう？

出来る出来ないは自分で決める事ではありません。

どんなに自分が出来ると思っても

やってほしいと思ってくれるお客様がいなければ

ただの「自称美容師」です。

体調の問題だけでなく

役職などもすべてそうですが

俺は店長だ、と思っていても

慕ってついてくるスタッフがいなければ何の意味もない

カットが出来る、スタイリストだとどんなに主張しても

切らせてくれる人がいなければ、その技術を披露する場がない。

全て出来るか出来ないかは周りが決める事です。

その子も一生懸命仕事をしていたのは事実なのですが

本当に一生懸命やらなければいけなかったのは

体調を崩してから頑張るんではなく

体調を崩さないように細心の注意を払う事だったのです。

一生懸命取り組むポイントが違います。

今一生懸命取り組むべき事は仕事ではなく

体調を万全の状態に戻すこと。

だから帰らせたのです。

一生懸命取り組むべきポイントを間違えると

ロスが生まれたり失敗が増えたりします。

あなたもスタッフの表面上の一生懸命さだけを見るのではなく

本当に今何に取り組むべきなのかの道しるべになってあげましょう。

あなたの美容室が繁盛する事を応援しています。

2014年7月29日（4:52 PM） | カテゴリー：スタッフを育てよう

企画力を磨く

こんにちは、能重です。

自分でお店を経営しながら、コンサルタントと言う

別の仕事をしていると、色々な事に気付くようになります。

TVのCMを見ていても、雑誌を見ていても

街を歩いていても、色々な事に反応して

無意識に売上が上がるネタがないか探している自分がいます。

そこで最近よく思うのですが

やはり大手企業は強い、という事。

何が強いかと言うと、何をやるにしても早いです。

例えば季節のキャンペーンだったり、

何かのイベントに便乗するだったり

企画から行動までが早いです。

あなたのお店でも

「あ、梅雨が来るから矯正を打ち出そう」とか

「夏だからヘッドスパを」なんて考えているうちに

もうその季節に入ってしまっている。

なんてことはありませんか？

ウチのお店はそんな事しょっちゅうです。

毎日の営業で2～3か月先の季節やイベントなどまで

手が回らないのが現状です。

ではなぜ大手企業はそれが可能なのか？

答えはそういった企画専門のスタッフがいるから。

営業もせず、接客もせず、ただひたすら毎日

2～3か月先何をやろうか？という事だけを

考える事が仕事です。

それしかやってないから出来て当たり前。

でも、だからと言ってしょうがないと諦める訳にはいきません。

でもあなたには時間やあなたにしかできない事(税務や経理)など

やる事はいっぱいで手が回らない。

ではどうしたらいいか？

それはスタッフに任せてください。

企画隊長とでも任命すれば喜んでやりますよ。

始めは出来なくて当たり前なので

あなたがサポートしながら進めていき3か月くらいで

自分で全部企画できるくらいの力を付けさせるようにしましょう

それには「3か月後には一人で出来るように」と先に言ってあげる事です。

企画だけでなく材料発注・管理などあなたがやってもスタッフがやっても

同じ結果が出る物は全てスタッフに任せましょう。

同じ結果が出る物をわざわざあなたがやる必要はないのです。

どんどんスタッフに任せましょう

あなたの美容室が繁盛する事を応援しています。

2014年7月6日（5:00 PM） | カテゴリー：スタッフを育てよう

個を売り出す

こんにちは、能重です。

あなたのお店にはスタッフは何人いますか？

5人？10人？それともあなた一人？

何人でも構いませんがそれぞれみんな個性があると思います。

その個性、出していますか？

個性はどんどん出した方がいいです。

もちろん常識を超えない範囲で。

よくバカな若造が

「言葉が悪いのも服装も個性だ」

なんてヌカしますが、そもそも個性と言うのは

みんな同じ髪型をして同じ服を着ても目立ってしまう部分とか

相手の気分を害さない程度の特徴の事を言います。

タメ口で「俺、人見知りしないんで」とか言ってるのは

ただのバカです。

そういった部分ではなくその人らしさを前面に出してあげましょう。

例えばその子の方言などもそうですし服の趣味や音楽の好みなども

どんどんお客様に発信していきましょう。

チラシにスタッフ紹介などたまに載せている店を見かけますが

「パーマが得意です。」とか「店長です。」などどーでもいい情報ばかり。

そんな事よりも出身地とか休日の過ごし方とかその人の個性を

発信してください。同じ趣味の人とは会話が弾みやすいし

同郷だったらそれだけで安心感があったり。

個を出す事はいい事しかありません。

チラシ、DM、ブログなど

お客様に発信できるものは新メニューなどいらないから

どんどんスタッフの自己紹介をしていきましょう。

あなたの美容室が繁盛する事を応援しています。

2014年7月1日（2:44 AM） | カテゴリー：スタッフを育てよう

怒る？叱る？

こんにちは、能重です。

今日バイトの子が寝坊で遅刻してきました。

私も昔はよくやりました。

なんでしょう、あの起きた時の意味の分からなさ具合と

そこからの支度の猛スピード具合。

誰でも一度は経験があると思います。

そしてそんな子に罰として今日は練習を見ませんでした。

なぜ罰が練習を見ないのか？

私は何か教えるにしても話をするにしても

全て相手に質問しながら進めていきます。

なぜ遅刻した罰が練習を見ないのかの理由も

私の中には明確にあります。

それをバイトの子に考えさせます。

まず何のために練習をするか？と聞きます。

上手くなるため、自分のため。

色々な答えが返ってきます。

でも私が頭に描いている答えが返ってくるまで考えさせます。

答えはお客様に施術するため。

ではお客様に施術するためにはどうしなければいけないのか？

決められた時間に決められた場所にいなくてはいけません。

だから決められた時間に決められた場所に

いれない子は練習して覚えた技術を披露する場所がない。

だから練習する意味がない。

意味がないから練習を見ない。

となるわけです。

何か失敗や不手際があっても全部答えを

言いながら怒ってはダメ

〇〇が〇〇だと〇〇になってしまうからダメだ

なんて怒り方をよくしますが、それではその後

何も自分で考えられない人になってしまいます。

なぜそういう結果になってしまったのか？

そういう結果になってしまうと何がいけないか？

ではそういう結果にならないためにはどうすればいいか？

という質問を順に投げかけて全て相手に考えさせましょう

そうすればおのずと自分で考えて

自発的に動けるようになりますよ

あなたの美容室が繁盛することを応援しています。

2014年6月27日（9:13 AM） | カテゴリー：スタッフを育てよう

3人の石工職人

こんにちは、能重です。 あなたは３人の石工職人と言う お話を知っていますか？ 昔３人の石で建物を作る職人がいたという話です。 知らない方の為に説明すると 一人目の職人に何をしているんですか？と聞くと 見りゃわかるだろ、石を積んでんだよ。と言いました。 ２人目の職人に同じ質問をしたところ 見りゃ分かるだろ、家を作ってんだよ。 ３人目の職人にも同じ質問をすると ここに住む人が不便ないような家を建てています。 と答えたそうです。

はたから見れば３人とも作業内容は同じ でもそれだけ意識が違うと必ず仕上がりに差が出てきます。 あなたは髪を切る人になっていませんか？ ヘアスタイルを作る人になっていませんか？ その人がお店を出て明日の朝から手入れが楽になるように 友人に褒められるように そう思って仕事をしている人はやはり再来率も高いですし 単価もいいです。 私たちは毎日同じことをします。 髪を切る、シャンプーする、ロッドを巻く、カラー剤を塗る。 その作業が目的になっていませんか？ 毎日やっているから出来るのは当たり前になります。 でもその作業一つ一つに意味を込めて施術しましょう。 あなたの美容室が繁盛する事を応援しています。

2014年6月19日（8:59 AM） | カテゴリー：あなたの美容室の繁盛を願って,スタッフを育てよう

ミーティングって面倒くさい？

先日ミーティングをしました。

ウチのお店は割とみんな発言をします。

会社によっては社長がしゃべり倒して

終わりなんてとこもよくあります。

わざわざ仕事終わってから疲れてるのに

ダラダラダラダラ・・・・

FAXかメールでいいやん！！

そうならないように意味のあるミーティングに

しなければいけません。

それには社長であるあなたが

一番喋ってはいけない。

スタッフから色々な事を聞いて

聞いて聞いて聞きまくって

それを形にするのがあなたの仕事です。

でもいきなりじゃあ何か言えって

言っても発言はありません。

どうしたら発言が出てくるか?

それは一日二日ではどうにもならない事ですが

普段から仕事と関係ない事を聞くことです。

例えば今日のこの服どうかなぁ？とか

ケータイ買い換えようと思うけど

どれがいいかなぁ?とか。

普段から他愛もない質問を繰り返してると

いざって時もちゃんと答えてくれますよ。

あなたの美容室が繁盛する事を応援しています。

2014年1月12日（7:27 AM） | カテゴリー：スタッフを育てよう

目標の立て方

日々営業していて 目標を立てる事ってすごく大事です。 でもみんな目標の立て方が甘い。 と言うか間違っている。 立てる事が目的になっていて その目標をクリアする事が 目的になっていない事が多いです。 売上目標だったり 技術習得の為の練習目標だったり。 目標は『これ、ちょっと無理じゃない？』 ぐらいでちょうどいい。

例えば筋トレをしているとします。 20回やろうと決めました。 でも17回しかできなかった。 かたや10回やろうと決めました。 10回出来ました。 17回しかできなかった方は 悔しさが残ります。 10回の方は満足感でいっぱい。 でも結果悔しい方が回数は上。 良い結果にグンと近づいているんです。 目標ってある意味リミットになってしまう。 低い目標だとそこまでいったら止めてしまう。 行けそうで行けない目標だとMAXまで 力を振り絞ります。 だから目標は高い方がいい。 あともっと大事なのは 時間を決める事 いつまでにこれをやる。 いつまでにこれが出来るようになる。 時間を決めれば、 じゃあいつまでにこのくらいまで 出来ていればペース的にはクリアできるな。 とか細かく進行具合が調節できる。 高い目標と時間。 この二つが目標をクリアするためのカギです。 あなたの美容室が繁盛する事を応援しています。

2013年12月11日（7:01 AM） | カテゴリー：スタッフを育てよう

店内行事を作ろう。

ようやく、というか

やっと、というか

やっぱり寒くなってきましたね。

こうなると、暖かい上着が欲しくなったり

鍋物が囲みたくなったりしますよね。

人間、時期が来るとそれにそった行動を

取るというお話。

行事によってお正月だからおせち、お餅

バレンタインだからチョコレート

節句だから雛あられ

入学式だからランドセル

G,Wだから旅行

梅雨だから傘

一年の前半だけでもこれだけ

色々あるわけです。

その行事に合わせて

何かを買ったり、準備したりしますよね。

何が言いたいかっていうと

スタッフに、新メニュー作って

書類作って、掃除しといて。

色々な指示を出しても、自分が

このくらいで終わるだろうなぁ

と思ってる時期に出来たか?って聞くと

半分も進んでない。

なぜでしょう？

決してやりたくない訳じゃないんだけど

ついつい日常の業務優先で・・・

なんてもっともらしい答えが返ってきますが

それでもできるだろって思うわけです。

締切がないから最終的に終わればいっか。

がどんどん記憶から薄れて・・・

だから行事にリンクさせましょう。

新しいチラシに使うから新メニュー考えて

税理士が〇日に来るから書類作って

セミナー開くから掃除しといて

そう言われたらその日までに

終わらせないなんてありえない訳ですよ。

逃げられない第３者を巻き込んだ

行事をどんどん作ってそれに絡めた

指示を出せば必ずその期日に間に合いますよ

間に合ったら必ず褒めてあげてください

そうすれば期日がなくても

どんどん出来上がってきますよ。

そうなるとみんな楽しくなってくる。

ぜひ試してみて下さい。

あなたの美容室が繁盛する事を応援しています。

2013年11月16日（3:04 PM） | カテゴリー：スタッフを育てよう

お願いします。

あなたは仕事が好きですか？

実は私あんまり仕事が好きではありません。

もちろん嫌いではないですよ

しなきゃいけない事ですし。

ただ優先順位がある。

私は仕事よりも自分の事が大好きなので(笑)

自分の余暇時間を大事にしたいのです。

その余暇時間を充実させる為に

仕事が必要なんです。

余暇時間を充実させるには

お金も必要だし我慢も必要。

一か月頑張って働いたから旅行だ～とか

目先に楽しい事があるから頑張って乗り越える。

でも全てあなたが手を出してしまうと

余暇を楽しむ時間が取れなくなってしまいます。

そういった時間を作る為にもあなたじゃなくても

スタッフでも同じ結果が出せる仕事は全部スタッフに任せましょう。

途中で口を出すのもダメです。

もし相談に来たら相談に乗るのは構いませんが

基本１から１０まで任せる。

それで結果が出たら褒める。

失敗しても何か探して褒める。

結果が全然ダメでも

早い時間で終わったな。とか

考え方はよかった、タイミングが合わなかっただけだ。とか

何でもいいから褒める。

人の役に立ててそれが認められるって嬉しいもんです。

認められるってちゃんと見てくれてるって証しだから。

それが何回か続くともっと認められたいって

自分から動くようになってくれます。

そうなればあなたの余暇時間は

たっぷりと確保されます。

もちろん余暇ではなく来月のキャンペーンの

内容を考える時間にしてもいいです。

あなたの仕事は全てがこなせる事ではなく

スタッフを褒める事ですよ。

あなたの美容室が繁盛する事を応援しています。

2013年10月15日（4:58 PM） | カテゴリー：スタッフを育てよう

アイツがもう少し・・・

休憩時間ケータイをいじってる事

多くないですか？

自分も、スタッフも。

それを見て

お前、そんなんやってられるレベルじゃねぇだろ・・

って一人でイライラしてみたり。

そのイライラの原因を人のせいにしてみたり。

でもそもそもその時間が忙しかったら

ケータイいじる暇も無いはずなんです。

暇なら掃除を、とかチラシ撒きに。

なんてスタッフめったにいやしません。

あなたとは見ている場所、心の温度が違います。

私も同じ事を考えて一人でイライラして

暴走してた時期がありました。

そんな時ある経営者の方と知り合って

愚痴をこぼしていたら

衝撃の一言を告げられました。

私『もう少し自発的に。気が利かないもんかなぁ』

その人『自発的になんて動くわけ無いじゃん

あなた、スタッフに自分と同じぐらいやれ。って思ってんでしょ

出来るわけないじゃん、出来ないから雇われてるんであって

それが出来たらその子は独立してるわ』

もう頭ぶん殴られた気がしました。

ものすごいゴーマンでしたね。

それからスタッフはこっちが望んでいる

４０％が当たり前、７０％出来たら超ラッキーと思えるようになりました。

そしてイライラもなくなりました。

イライラしないとおのずとスタッフから

話しかけられコミュニケーションが取れて

いい空気になっていくんです。

是非深呼吸して出来ないから雇われてくれてるんだ

と思えるようになりますよ

あなたの美容室が繁盛する事を応援しています。

2013年9月1日（6:51 AM） | カテゴリー：スタッフを育てよう